2022.6.23

四十九日が終わるまでの忌中にしてはいけないことは?

忌中にしてはいけないこととは

故人が亡くなってから一年以内の期間を指す喪中であれば、耳にしたことは多いでしょう。

しかし、その喪中には忌中と呼ばれる期間も含まれていることをご存知だったでしょうか?

忌中とは、一般的に仏教形式で葬儀を行ったあと、49日法要(忌明け法要)が終わるまでの期間のことを言います。

なお、喪中ではあらゆる行動を自粛するものです。
では忌中となると、どこまでの行動を制限することになるのでしょうか?

この記事では、忌中にしてはいけないことについて詳しく解説して参ります。この記事を読んでいただくことで、葬儀後における家族の過ごし方のマナーを知っていただけます。ぜひ最後までご覧ください。

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忌中にしてはいけないこと。お祝い事にあたる行事

まず改めてご紹介すると、忌中は故人の死後から四十九日までの期間を指すもので、喪中以上に多くの行動を自粛すべきとされる期間のことです。

なお忌中のとらえ方は人それぞれで、故人が亡くなってから日が浅く家族の気持ちが落ち着かないことから自らの行動を自粛するものと考える方もいれば、死者の穢れが家族に取り憑いているとして他者に移さないよう行動を自粛するものと考える方もいます。

いずれにしても忌中では派手な行動を慎まなければならず、その行動の一つとしてお祝い事が挙げられるのです。お祝い事の具体的な例は以下となります。

  • 結婚式
  • 出産祝いや内祝い
  • 誕生日のお祝い
  • 年賀状
  • 新年の行事や挨拶

なんといっても結婚式は葬儀とは正反対の行事です。
結婚式では主役の人たちの人生が幸せな方向に大きく変わる一方で、葬儀では一人の人生の終わりを告げるものとなります。
やはり、そんな葬儀を終えたすぐ後で結婚式に参加するべきではないでしょう。

仮に招待状が届いた場合は、忌中であることを伝え丁重に断るようにしましょう。

また、出産祝いや内祝い・誕生日のお祝いも同様の理由となります。
ただこれらに関しては、忌中が明けた喪中ならば行っても良いとすることもあります。

そのほかの年賀状・新年の行事や挨拶は、忌中はもちろん喪中であっても基本的には行いません。
年賀状は喪中ハガキで欠礼することを伝え、新年の行事では正月飾りやおせち料理などを控えるのが通例となります。

ちなみに、忌中でもお中元やお歳暮は問題なく送れます。

お祝い事と認識されがちですが、お中元やお歳暮は日頃の感謝を伝えるものでありお祝い事には含まれないのです。

忌中にしてはいけないこと。神社へのお参り

忌中に神社参りはNG

実は、忌中を穢れのある期間とし最も忌み嫌っているのが神道です。

神道では死は必然的に訪れるものとはせず、穢れといった人知の及ばないものによって引き起こされるとされます。
さらに穢れは、他者にも伝染すると考えられているのです。

それを象徴するようにお寺では行える葬儀や法要も、神社では一切行われることがありません。
このことから故人を見送る家族も穢れに染まってしまうと考えられ、その家族が神社に訪れることでほかの参拝客はもちろん、境内に祀られる神様にまで影響を及ぼす危険性があるとして参拝も行えないのです。

実際に忌中であることを伝えると、鳥居をくぐることすら許されないこともあります。

祈祷やお祓い・初詣も当然行えませんので、うっかりと足を踏み入れないようにしましょう。

ただし四十九日を過ぎた喪中ならば、問題なく参拝などに訪れることができます。
ちなみに、忌中であってもお寺ならば通常通りのお参りが可能です。

忌中にしてはいけないこと。羽目を外すような行い

忌中にしてはいけないこととして、羽目を外すような行いも挙げられます。
なお、それに該当する行為は主に次のものとなります。

  • パーティや宴会
  • ライブやコンサート
  • 旅行

まず、パーティや宴会は望ましくないと言えるでしょう。
やはり、故人が亡くなった中で大勢の人たちと談笑したり、お酒を交わして騒いだりする行為は不謹慎となります。

また家族自身、気持ちの整理ができていない場合もあるでしょう。

そんな中で参加すれば、その場の雰囲気を壊してしまうことも考えられます。

このような点から、忌中のパーティや宴会への参加は避けるべきでしょう。
そのほかのライブやコンサート、旅行においても同じ理由から基本的には自粛すべきです。

ただ自身の心のケアや、故人の供養のためであればこの限りではありません。

なお、旅行ならば身内同士などで故人との思い出の場所を巡ることで供養に繋げられます。

忌中の過ごし方は厳格に決められたルールではありませんので、あくまでも自身の気持ちに従い行動すれば良いのです。

とはいえ大前提として、そもそも家族は忌中の間に葬儀関連の手続きや料金の支払い、故人の保険の停止や各種サービスの名義変更・解約といった多くのやるべきことがあることを忘れてはいけません。

忌中にしてはいけないことについてのまとめ

今回は、忌中にしてはいけないことをご紹介しました。

忌中は喪中以上に行動に気を遣う期間のことで、結婚式・出産祝いなどのお祝い事にあたる行事や神社への参拝、パーティ・宴会などの羽目を外すような行いなどが主に自粛すべき行動でした。

とはいえ実際は家族自身の気持ちによる問題があったり、葬儀や故人に関する様々な手続きがあったりという状況になるかと思います。

それらも含め忌中では無理のない過ごし方を心がけ、故人を供養できる態勢を整えた上で四十九日を迎えるようにしましょう。

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