2021.10.12

精進落としのマナーとは。名古屋の精進落としの進め方。

精進落とし風景

葬儀のあとは、「精進落とし」という会食を行うのが一般的です。

ちなみに、葬儀や法要などの時に取る食事のことを「お斎(おとき)」と言いますが、精進落としはそのお斎の一種と言えます。

全国的に見てもよくある流れですが、ここ名古屋でも精進落としを取ることは一般的な流れと言えるでしょう。

お通夜から続く一連の儀式の締めにあたるものであり、参列してくれた方に感謝を伝えるための場でもあるため、喪主は手配や進行をしっかりと行わなければなりません。

それでは、精進落としの席ではどのような点に配慮すればいいのでしょうか。

今回は喪主の方向けに、精進落としの基本的な流れや座席の順番、挨拶などのポイントについて解説します。

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名古屋の精進落とし。基本的な流れとは

精進料理

本来の精進落としとは、四十九日法要を終えて忌明けしたあと、精進料理をやめて通常の食事に戻すことを指していました。

つまり、49日までは「精進料理」として生臭ものを使わない食事をし、49日の法要を機に肉や魚が入った通常の食事に戻す「精進落とし」を取ったということですね。

しかし現代では、初七日法要のあとに行うことがほとんどになっています。
それどころか、通夜も葬儀も本当の精進料理を取ることはまずありません。
名古屋に限らず、全国的にもそうなっています。

このあたりは、時代の流れということで仕方がないのかもしれませんね。

さらに、初七日法要は葬儀に続けて行うことが多いため、実質的に「葬儀のあとの会食」という扱いになっているのです。

一般的には、火葬を終えて火葬場から戻ってきたあと(もしくは火葬している最中)に精進落としを行います。
時間に余裕がないことも多いので、参列者をスムーズに案内するためにも、基本的な精進落としの流れを押さえておきましょう。

名古屋の精進落しの流れ

  • 1:準備
  • 2:着席
  • 3:開始の挨拶
  • 4:献杯
  • 5:食事・歓談
  • 6:終了の挨拶

基本的には上記の流れで行われることが一般的です。

開始の挨拶、献杯、終了の挨拶を喪主が全て行う場合もありますが、親族の中でも長老的な人や、親しい友人がいらっしゃる場合は、献杯をそうした方に挨拶していただくことも多くあります。

このあたりは、参列される親戚の方と相談して決めると良いでしょう。


精進落としのマナー。席順や終了時間は?

精進落としは、故人を偲びながら食事をする場です。
参列者は故人の思い出話などに花を咲かせながら、節度を守って食事をすれば問題ありません。

しかし、全体の進行役である喪主には、いくつか注意しなければならない点があります。以下のポイントに目を向けましょう。

座席の順番

葬儀では、喪主をはじめとする遺族が上座に座り、そこから遺族以外の親族、一般参列者と続きます。しかし、精進落としでは喪主と遺族がもてなす側です。

僧侶を最上座に案内し、仕事の関係者、友人知人、親族、遺族と並び、喪主は末席に座りましょう。

なお、現実的には僧侶や仕事関係者、友人知人が参加することはほとんどありません。

乾杯ではなく献杯

開始の挨拶を終えたあとは故人に杯を捧げますが、精進落としはお祝いの席ではないため、「乾杯」ではなく「献杯」というのがマナーです。
また、他の人と杯を合わせたり、拍手をしたりしてはいけません。あくまでも静粛に杯を掲げ、杯を置いたあとは合掌・黙祷しましょう。

挨拶回り

食事が始まったら、喪主と遺族は参列者の席を回り、お酒を注ぎつつ挨拶をするのが一般的です。参列していただいたことにお礼をいいつつ、お互いに故人を偲んでください。

喪主は最上座である僧侶から順番に回っていきましょう。

終了時間

参列者にも都合があるため、精進落としは1時間~2時間ほどで終えるのが基本です。喪主は頃合いを見計らって、終了の挨拶を始めましょう。

たいていの場合、葬儀社のスタッフの方から「そろそろお開きにしましょう」と声がかかります。

そうでない場合、8割~9割の方が箸を置いている様子であれば、喪主から切り出して挨拶をすると良いでしょう。
実際、ほとんどの人は食べ終わったら早く帰りたいものです。

御膳料

僧侶の都合が悪いか、故人との関係があまり深くない場合は、精進落としへの出席を辞退されることがあります。
この時は、代わりに「御膳料」をお渡しするのがマナーです。
1万円程度が相場なので、お布施やお車代と一緒にお渡ししましょう。

出席されないことがわかっているなら、葬儀の前にお布施などと一緒にお渡ししても構いません。

ちなみに、現実としてほとんどの場合、僧侶が参加することはまずありません。
また、御膳料についても不要とする僧侶や地域も多いため(もちろん、出せば断る人はいません)、必要かどうかは葬儀社のスタッフに確認すると良いでしょう。

精進落としの挨拶の例文

挨拶する喪主

精進落としにおいて、喪主が最も悩むと思われるのが挨拶です。

基本的には、参列者への感謝の気持ちを素直に伝えればいいのですが、なかなか言葉が思い浮かばないこともあるかもしれません。

挨拶の文例を紹介するので参考にしてください。

開始の挨拶

みなさま、本日はお忙しいところ、誠にありがとうございました。

おかげさまで、◯◯の通夜から葬儀・告別式を滞りなく終えることができました。

これもひとえに、みなさまのご厚意とお力添えのおかげです。

心より御礼申し上げます。

ささやかではございますが、精進落としの膳をご用意いたしましたので、

故人との思い出などをお聞かせいただきながら、

ごゆっくりお寛ぎいただきたいと存じます。

本日はありがとうございました。

終了の挨拶

みなさま、本日はお忙しいところ、誠にありがとうございました。

故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

お名残惜しくはございますが、お忙しいかたもいらっしゃいますでしょうから、

あまり長くお引き留めしては申し訳ございません。

誠に勝手ではございますが、本日はこれにてお開きとさせていただきたく存じます。

これからも、どうか変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

本日はありがとうございました。

名古屋の精進落とし事情について。実際のところ。

ここまで、精進落としのマナーについて色々と解説してきました。

ところが、元も子もない話で大変恐縮ですが…
最近は、そもそも精進落としを取るケースが激減しています。

特にコロナによって三密を避ける動きが葬儀業界にも広がり、特に食事をすることが本当に少なくなりました。

これは名古屋に限らず全国的にその傾向になっているようです。

また、初七日法要も昔は葬儀が終わり出棺→火葬場→戻ってから初七日法要、といった流れだったのですが、近年急速に「式中初七日」という流れが一般化しています。

これは、葬儀の時間の中で、初七日法要も一緒にやってしまうということです。

初七日法要が葬儀の中で済んでしまうと、火葬場からわざわざ葬儀場に戻ってくる必要はなくなってしまいます。

遺族や親戚の方も早く解散できますし、葬儀社にとってもすぐに会場を片づけて次の受け入れができますので、ウインウインと言えるでしょう。

また、お坊さんも、もう一度葬儀場まで来る手間もありませんので、三方良しの流れと言えます。

このような流れが標準化しつつありますので、必然的に初七日の後の食事も行わない流れになってきているのです。

精進落としのマナーについてまとめ

精進落としには、元々の意味はさておき、葬儀に参列していただいた方や尽力してくださった方を持て成す意味があります。

しかしそれも、近年の流れの中でどんどん薄れている習慣と言えるでしょう。

とはいえ、実際に精進落としを行う場合は、精進落としのマナーにそった流れを実施する必要があります。

いざという時に何も分からずうろたえないよう、精進落としの意味やマナーについて知っておく機会になれば幸いです。

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