2021.7.18

病院で亡くなった後の流れを1から解説。いざという時慌てない為に。

病院の外観
病院で亡くなった後の流れについて、日常的な出来事ではないために詳しく知っている方は多くありません。
しかし、現実には約7割もの方が病院で亡くなられているのです。

もちろん、中にはご自宅で最後を迎えられる方もいらっしゃいますし、老人ホームなど施設で亡くなられる方もいます。
しかし、実際には多くの方が病院で亡くなられるのです。

家族の死に直面し、冷静でいられる方は多くありません。
大抵の方が、深い悲しみに襲われ、冷静ではいられないでしょう。
中にはパニックになってしまう方もいらっしゃいます。

この記事では、病院で亡くなった後の流れを時系列にそって詳しく解説していきます。

この記事を最後までお読みいただくことで、病院で亡くなった後の流れを知ることが出来ますので、大切ご家族が亡くなった直後でも慌てることなく、冷静に手配をすることができると思います。

 

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病院でなくなった後の流れ①まず起こることの説明

雲で矢印

まず、病院で亡くなられた直後に発生する様々なことを解説していきます。
病院や状況によって多少前後する場合もありますが、多くのケースでは次にご紹介する流れになっています。

 

清拭やエンゼルケアと呼ばれる処置をしてもらう

まず、亡くなられた方のご遺体を、看護師さんが清拭やエンゼルケアと呼ばれる処置をしてくださいます。
これは、亡くなった方の御身体を拭いたりして綺麗にし、鼻や口、肛門などの穴に脱脂綿を詰める処置になります。
これは、ご遺体から体液などが流れ出さないための処置になります。

その後、新しい寝間着や故人の衣服に着せ替えをしていただくことが多いようです。

病院によっては脱脂綿などの詰め物をしない所や、希望の衣服に着せ替えをしていただけない所もありますので、もし希望があれば看護師さんに確認するようにしましょう。

とは言え、病院毎の方針があったり、色々とお願いすることは看護師さんの負担にもなりますので、基本的にはこの段階であまり要望は言わず、いつもの処置でお任せしておく方が良いと思います。

ただし、故人の身に着けている指輪などがあり、保管しておきたいのであれば、この時点で外してもらうか、自分達で外しておくと良いでしょう。

なぜなら、搬送が終わるとご遺体の上にはドライアイスなどの保冷剤を載せます。
そうなると、固まってしまってアクセサリーを外しづらくなります。

 

病室から霊安室に移動

死亡後の処置が終わりますと、多くの病院では病室から霊安室に移動されます。

小規模の病院では、専用の霊安室がない病院もあります。
また、ある程度大規模な病院であっても、霊安室はせいぜい2部屋くらいしかないため、死亡退院者が重なると部屋が空いていないケースもあるのです。

このように個別の霊安室がない病院や、霊安室があって使用されている場合は、そのまま病室で待機する場合もあります。

 

病室から霊安室への移動をするスタッフに注意

地域によっては、病院と葬儀社が提携しており、この、病室から霊安室への移動作業を
「病院スタッフではなく、葬儀社スタッフ」が行うケースがあります。

この提携葬儀社の目的は、どこで葬儀をするか決めていないご遺族に、自社で葬儀をしてもらするように営業活動をすることです。

もしあなたが事前に決めている葬儀社や葬儀場があるのであれば、「決めている所がありますので」と丁寧にお断りしましょう。

 

死亡診断書の確認と受け取り

死亡診断書

病院を出る前に、必ず病院側から「死亡診断書」が発行されますので、これを受け取るようにしましょう。

ただし、小規模な病院や、病院の方針によっては夜間の発行ができない場合があったり、入院費の支払いを済ませないと発行されない場合があります。

ほとんどの病院ではそんなことはなく、即座に発行されて、支払いも後日で良い場合が多いのですが、そんな病院も稀にありますので、頭の隅においておいてください。

さて、病院から死亡診断書が発行されましたら、以下の点に注意するようにしてください。
故人の氏名、生年月日・死亡日時は間違っていないか?
医師の名前が自筆でない場合は、捺印がされているか?

詳しく解説致いたします。

故人の氏名について

故人の氏名について注意していただきたいのは、漢字の間違いについてです。
特に旧字や変体仮名などが正式な場合は、間違いがないかよくよく確認するようにしましょう。

生年月日について

故人の生年月日についてもしっかり確認してください。
たいていの場合は、和暦で記載されていると思いますが、昭和や平成などの記入間違いなども注意しましょう。

死亡日時について

亡くなられた時間もしっかり確認しましょう。
未記入、時間の大幅な間違いなどがないか確認します。

医師の名前に押印があるか

死亡診断書が医師の自筆で書かれている場合は、印鑑は不要とされています。

しかし、近年の病院ではパソコンなどで作成され、プリンターで印刷された診断書も多く、その場合は診断(死亡診断書作成)した医師の印鑑が必要となっています。

各項目の記入漏れや誤字脱字、印鑑が必要なのに押印されていない場合、これに気付かないと病院に再訪しなければいけないなどの手間がかかることがあります。

そのため、「良く分からないけど大丈夫だろう」と片付けてしまわず、しっかりと死亡診断書の内容を確認するようにしてくださいね。

 

 

病院でなくなった後の流れ②葬儀社に搬送の依頼をする

葬儀の依頼電話をする男性

病院でお亡くなりになると、たいていの場合は、なるべく早く病院を出るように言われます。
多くの病院では、長時間遺体を置いておけないためです。

そのため、看護師さんなどから「葬儀屋さんに連絡して搬送をお願いしてください」と言われます。

しかし、突然の不幸の最中に、葬儀社を事前に決めていない方にとっては簡単なことではありません。

そこで、病院で亡くなられた場合の葬儀社の選び方や注意点をご紹介します。

 

葬儀社を決めていない場合は

まずは、葬儀社や葬儀場を事前に検討していない場合の、葬儀社の選び方になります。

多くの病院では、そうした方のために近隣の葬儀社の一覧表を用意しています。
予め会員になってあったり、家族間で決めておいた葬儀社がなければ、そうした一覧表から選んで依頼するのも方法です。

ただし、その一覧表に記載されている葬儀社や葬儀場が、あなたの希望する条件にあった葬儀社とはかぎりません。
近隣とは言え、自宅から非常に離れた場所にある葬儀場かもしれませんし、ほとんど営業していないような弱小の葬儀社の可能性もあります。

公営の病院の場合、特定の葬儀社を勧めたりすることは出来ませんので、一覧表からは優劣が分からないことがほとんどです。

もう一つの方法は、スマートフォンなどで検索する方法です。
この方法であれば、マップから自宅近くの葬儀場を選ぶことなども容易にできますので、意図しない遠方の葬儀社に依頼してしまうリスクは避けられます。

しかし、インターネットで確認できる葬儀社のホームページは、どこも綺麗に作りこまれていますので、その情報だけで本当に優良な葬儀社を選び出すのは困難でしょう。

また、「葬儀」に関連するキーワードで検索すると、検索結果の上位には「広告」として葬儀系ポータルサイトが多数出てきます。

こうしたポータルサイトは、食べログやホットペッパービューティーさんなどと同様で、そのポータルサイトの運営会社が直接葬儀をするのではなく、加盟している地域の葬儀社が「下請け」として葬儀を執り行うのです。

ポータルサイトにも価格面などのメリットはありますが、葬儀社に直接依頼するのに比べてどうしても融通が利かない部分が出てきます。

どうしても葬儀社選びに迷った時は、看護師さんに評判を聞いてみるのも良いと思います。

 

病院指定の葬儀社がある場合の注意点

比較的大きな民間病院の場合、提携している葬儀社がある場合があります。
病院や地域によって提携の方法は異なりますが、病院内や病院近くに葬儀社のスタッフが待機しており、病室から病院の霊安室までの移動業務を請け負っている場合もあります。

白衣を着ている場合が多いので病院のスタッフと思われる方が多いのですが、実際には葬儀社のスタッフで、移動中に葬儀社を決めていない遺族に営業をかけるのです。

もしあなたが決めている葬儀社がある、決めている所はないけれど、その提携業者には頼みたくないと思った場合は、ハッキリと断っていただいて構いません。

もちろん、希望通りの葬儀がお願いできそうなら、その葬儀社に依頼しても構いませんが、葬儀はプラン価格などパッと見の金額だけでは済まないケースも多くあります。

「うちのプランは30万円からありますよ」

と言われても、実はプラン料金は確かに30万円でも、会館使用料やサービス料などが別途必要で、最低でも50万円以上はかかる、なんて話は珍しくありません。

 

葬儀社の選び方

葬儀社の選び方に正解はありませんが、急いでいる場合でも、次の内容はしっかり確認すると良いと思います。
・葬儀会場はどこにあるか?
・今からお願いして使用できる式場のスペックは?
・プラン価格はいくらくらいからあって、一般的にはどれくらいが平均か?
・プラン価格以外に必要な費用はあるか?それはいくらくらいか?

こうした内容を確認しつつ、インターネットでその葬儀場を確認し、館内の様子や葬儀社の様子が伺える内容を閲覧するようにしましょう。

 

搬送の車には家族も乗った方がいいの?

お願いする葬儀社が決まったら、葬儀の依頼とともに搬送を依頼します。
搬送していただく車両を「寝台車」と呼びますが、この寝台車には通常1~2名同乗することができます。
車両によって異なりますので、依頼した葬儀社に確認するようにしましょう。

その寝台車に家族が乗った方が良いかどうかについては、基本的には同乗していただく方が良いとされます。
ただし、自家用車を病院に置いておけないなどの事情がある場合は、必ずしも同乗する必要はありません。

ただし、家族が同乗しない場合は、寝台車の運転者さんに「死亡診断書」をお渡しすることを忘れてないようにしてください。

 

 

病院でなくなった後の流れ③自宅や葬儀場に安置する

ストレッチャー ストレッチャー※画像はイメージです。

次に、病院から搬送していただく搬送先についてご説明いたします。

病院からの搬送先は、主に自宅と葬儀を行う葬儀場の2ヵ所になります。

 

自宅に連れて帰ってあげたい場合

長い間入院されていた方など、自宅に連れて帰ってあげたいと希望される方は多くいらっしゃいます。
そうした場合は、ぜひ葬儀社に依頼する時にその旨を伝え、自宅に連れて帰ってあげましょう。

もちろん、2階以上のアパート・マンションなどの住宅事情で、自宅安置が難しい場合もありますので、希望をしても叶えられない場合もあります。

自宅に安置する場合は、故人を寝かせてあげる敷布団だけ用意するようにしましょう。
敷布団のシーツ(カバー)もあった方が良いです。

それ以外の、枕、掛け布団、毛布などは不要です。

安置するためのお部屋に決まりはありませんが、和室があれば一番良いでしょう。

 

葬儀社の葬儀場に安置する場合

葬儀場に病院から直接搬送して安置するケースは、近年非常に多くなってきました。

その理由として、一つ目は住宅事情があげられます。
2階以上のアパートやマンションの場合は搬入が困難であることもありますし、近年の住宅事情ではそもそも安置するための余剰な部屋がない場合もあります。

また、家族葬を希望される方は、自宅に連れて帰ることでご近所に知られてしまうことを避ける為に、自宅には連れて帰らず葬儀場に直接搬送を希望する方も多くいらっしゃいます。

また、看病期間が長い場合は、自宅が散らかっていて片付けが間に合わないという方も。

色々なご事情がありますが、最近は自宅に連れて帰らず、直接葬儀場に安置することを選ぶ方の方が多くなっているのが現実です。

 

病院でなくなった後の流れ④葬儀の打合せをする

自宅や葬儀場に安置が済むと、葬儀の打合せになります。
葬儀の打合せとは、主に次の2点になります。

一つ目が、お寺(お坊さん)との打合せです。
もう一つが、葬儀社との打合せになります。

 

お寺(僧侶)など宗教者との打合せ

お坊さんなどの宗教者との打合せでは、主に次の内容を確認します。
ここでは、一番多い宗教形式である仏教にそって解説いたしますが、その他の宗教でも基本的な流れはほとんど変わりません。

葬儀の日時
戒名などの希望
僧侶の人数

葬儀の日時については、葬儀社から指定がある場合があります。
一番よくある理由は、火葬場の空き状況と、葬儀場の空き状況などの都合によるものです。

戒名については、仏教の中でも色々な宗派があり、その宗派によって考え方や金額は大きく異なります。
葬儀のお礼に込みで良い場合もありますし、葬儀料・戒名料と別に請求される場合もあります。
一般的には後者(葬儀料・戒名料とそれぞれ請求)の場合が多いです。

僧侶の人数についての確認ですが、これも宗派によって異なります。
ただ、近年は非常に葬儀規模がコンパクトになってきていることに合わせ、多くの場合、僧侶1人で葬儀を行うことが多くなってきました。

 

葬儀社との打合せ

打合せする男性スタッフ

葬儀社との打合せでは、葬儀全般の打合せをします。
主な項目は次の通りです。

葬儀基本プラン
通夜や葬儀の返礼品
遺影写真の決定
親族や参列者数の確認
その他オプションの確認

このように葬儀の打合せは多岐に渡ります。
一般的な葬儀社の打合せでは1時間~1時間半程度の時間を要することが多いでしょう。

 

病院でなくなった後の流れ⑤訃報連絡をする

お寺(僧侶)や葬儀社との打合せが終わりますと、葬儀の会場や日時などが正式決定されますので、決まった内容について関係各所に連絡をします。

この連絡のことを「訃報(ふほう)」と言います。

訃報をする際に、家族葬と一般葬では注意点が異なりますので、簡単にご説明いたします。

 

家族葬で行う場合の訃報の注意点

家族葬で葬儀を行う場合、訃報の仕方には2種類の方法があります。

一つは、一般的な訃報と同様に、通夜や葬儀の前に広くお知らせをする方法です。
もう一つは、葬儀が終わってから事後報告のカタチでお知らせする方法です。

家族葬で行いたいというご希望の場合、事前にお知らせをすることで不幸があったことを周りに知られてしまい、家族以外の参列がある場合があります。
それを許容するのであれば良いのですが、本当に家族だけで葬儀をあげたいというご希望の場合は、注意が必要です。

ただ、故人と本当に親しかった人から、「なぜ知らせてくれなかった」と悔やまれる事もありますので、お知らせをするかしないかは、ご家族でよく話し合って決定すると良いでしょう。

葬儀が終わってからの事後報告の場合は、予定していない一般の参列を心配する必要はありませんが、前述したように、親しい方から悔やまれる可能性は否めません。

オススメの方法としては、事前の訃報を出す方法です。
そして、本当に家族だけで送りたい場合は、そのお知らせの中に

「誠に勝手ながら、葬儀は遺族のみの家族葬で執り行いますので、ご参列は固くご辞退申し上げます」

とハッキリ明記しておきましょう。

 

一般葬で行う場合の訃報の注意点

一般葬で行う場合の訃報の注意点は特別ありませんが、連絡漏れや記載漏れがないかしっかり確認することです。

特に、昨今は香典を辞退されたり、供花や供物を辞退するケースが増えてきましたので、そうした内容は事前に皆様に漏れなくお知らせできるよう、訃報の内容に忘れず明記するようにしましょう。

 

 

病院でなくなった後の流れについてまとめ

この記事では、病院で亡くなられた後から起こる流れについて時系列で解説してまいりました。

簡単にまとめますと、次の流れになります。
①エンゼルケアと呼ばれる清拭をしてもらいます。
②病室から霊安室に移動します(移動しない病院もあります)。
③死亡診断書を渡されるので、内容をしっかり確認します。
④葬儀社に搬送の依頼をします。
⑤葬儀場や自宅などへ、故人を搬送してもらいます。
⑥お寺(僧侶)や葬儀社との打合せを行います。
⑦決まった内容を書面などにまとめ「訃報」を流します。

多くの方にとって、身内の死は突然のことですし、慣れることではありません。
そんな状況において、起こる流れを知っておくことだけでも、少しは気持ちに余裕を持たせられると思います。

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