2021.9.9

喪服の選び方。レディースの喪服の選び方を年代別に解説します。

喪服の選び方を示す女性

喪服は普段あまり着る事がない方がほとんどではないでしょうか?

そのため、いざ喪服を選ぼうと思ってもどんな基準で選んだら良いのか分からないと思います。

この記事では、そんな悩める喪服の選び方について、40代、50代、60代の女性向けに分かりやすく解説しています。

予備知識なく購入してしまい、後から「しまった」という事がないように、ぜひ最後までご覧いただきたいと思います。

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喪服の選び方。40代のレディースの喪服の選び方。

喪服を選ぶ時は、さまざまなポイントに配慮する必要があります。

マナーを守るのはもちろんですが、年齢にふさわしい服を選ぶことも忘れてはいけません。

特に40代に差し掛かると、「20代のころと同じ喪服ではいけないのでは」と悩む方も多いのではないでしょうか。

まず最初に、40代のレディース喪服の選び方について解説します。

40代は喪服を着用する機会が増え、正喪服も必要に


40代になると、それまでに比べて喪服の着用機会が増えていきます。

多くの方のご両親は、すでに60代~70代になり、他界する可能性がないとはいえません。

勤め先で順調に出世し、責任ある地位についた方なら、得意先の葬儀に出席しなければならないこともあるはずです。

喪服は、あまり頻繁に買い換えるわけにはいきませんから、10年先でも通用するようなものを選ぶのが望ましいでしょう。

また、遺族として葬儀に参列することになった場合は、「正喪服」を着用しなければならない場合があります。これは一般の参列者が着用する「準喪服」よりも一段格式が高いもので、自分が一般参列者の時には着用してはいけません。

そのため、40代になると正喪服を用意しておきたいのは確かですが、それほど出番が多くないのは気になるところです。

そこで、正喪服が必要な時はレンタルで対応し、自宅に持っておくのは準喪服にとどめておくのもいいと思います。

もっとも、近年では遺族でも準喪服を着用するケースが珍しくないため、正喪服にこだわる必要はないかもしれませんので、状況に応じて判断してください。

40代は体型が気になる時期。ややゆったりした喪服を選ぼう

40代の女性にとって、どうしても気になるのが体型の変化です。

喪服は用意してあるから大丈夫だと思っていたら、サイズが合わなかったので新調せざるをえなかった、という経験のある方は多いのではないでしょうか。

20代に比べると体型が変化しやすい時期に来ているため、短期間で喪服が合わなくなる可能性も否定できません。

そのため、40代でレディース喪服を購入する時は、ある程度ゆったりしたデザインのものを選ぶのがおすすめです。
ワンピースであれば、お腹周りのラインが多少変化しても目立たないので、最も無難といえるでしょう。

セパレートでも、サイズを調整可能なものなら体型の変化に対応できます。

20代の時の喪服はデザインが若すぎる可能性あり


20代のころに購入したレディース喪服を着用したところ、サイズがぴったりだったので安心する場合もあるでしょう。

しかし、油断せずに鏡の前に立ってみてください。
どことなく違和感を覚えたら、デザインが40代という年齢に合っていない可能性があります。

「喪服はシンプルなデザインのものばかりだし、何を着ても同じでしょう」と思うかもしれませんが、そうとも限りません。

若い世代向けのレディース喪服は、ちょっとしたフリルやリボンがついている場合が意外と多いからです。

喪服とはいえ若者向けということで、多少の華やかさを許容した結果でしょうが、40代になるとアンバランスさが目立ってきます。
そのような時は、よりシンプルなデザインの喪服を買い直すことをお勧めします。

あるいはワンピースタイプでは物足りないという方は、ボレロやジャケットを羽織ってアンサンブルにする方法もあります。
動きやすくてスタイリッシュなパンツルックに挑戦するのもおすすめです。

40代レディースの喪服の選び方。まとめ

レディース喪服は決してファッション性が求められる服ではありませんが、年齢ごとの着こなしが求められるのも確かです。

ぴったりの喪服を選べば、周囲の目を気にせず故人の弔いに集中することができます。

40代になれば葬儀に参列する機会も増えますから、たとえ喪服を持っている方でも、自分に合っているのかチェックしてみるといいでしょう。

50代レディースの喪服の選び方

葬儀に参列する際の必需品である喪服は、誰でも同じものでいいわけではありません。

年代によって注目すべきポイントが異なり、必要に応じて新調しなければならないのです。

50代になると、そろそろ葬儀に参列する回数も増えてきますが、どのような喪服が適切なのでしょうか。

次に、50代向けのレディース喪服を選ぶポイントを見ていきましょう。

50代になったら喪服のグレードアップを!


50代になれば、多くのご家庭ではお子さんが自立し、ようやく子育てから解放されていることでしょう。

勤め先でも重要なポストにいることが増え、まさに成熟した大人として見られるようになります。それは葬儀の場においても変わりません。
つまり、一定の品格を意識する必要があるのです。

そのため、間に合わせで購入した喪服を使い続けるのは避けるべきでしょう。

あまりないケースではありますが、20代のころからずっと同じ喪服を使っているような場合は、そろそろグレードアップを考えなければなりません。

体型も変わっている可能性がありますから、改めて採寸を行い、上質な素材を使ったぴったりの喪服を用意するのがおすすめです。

また、喪服や葬儀のマナーに関する知識も改めて学んでおかなければなりません。

50代以降は、ルールやマナーについて若い世代に教える立場であり、周囲からもそれを期待されるようになるからです。

何度も葬儀を経験したことで「自分は大丈夫」と思い込み、誤った知識を身につけている可能性もありますので、初心に返って再確認をしておくといいでしょう。

正喪服としても通用する喪服を選ぶ


50代は、身内の葬儀に参列する機会が増えてくる時期です。

ご両親や叔父・叔母などに不幸がある可能性も否定できず、何度も葬儀場へ足を運ぶことになるでしょう。
この場合は、遺族として葬儀に参列することになるため、「正喪服」を着用する必要があります。

一般参列者向けの「準喪服」よりも、一段上のグレードを選ばなければならないのです。

ただし、現在では遺族でも準喪服を着用するケースが珍しくなくなっています。

実際、男性の正喪服はモーニングコートですが、大抵はブラックスーツ=準喪服を着用しているでしょう。

レディースの場合は、もともと正喪服と準喪服の違いがそれほどないため、意識して格調高い服を選ぶ程度で構わないともいえます。
とはいえ、グレードの高い喪服を購入する時は、やはり価格が気になるところです。

安価なものであれば2万円~3万円で一式そろえられますが、正喪服としても使えるグレードのものになると、5万円~10万円程度が相場となります。

和服の場合は20万円~30万円かかることも珍しくありません。経済状況とも相談して選ぶといいでしょう。

スカート丈は長め、襟の開きは少ないのがよし

それでは、50代向けのレディース喪服のポイントを具体的に見ていきましょう。
正喪服としても使えることを前提に考えてください。

全体像

できる限りシンプルで上品なものを選ぶのが基本です。

女性向けの喪服は、フリルやリボンなどの装飾が付いている場合も多いのですが、正喪服となるとこれらは推奨されません。

オーソドックスな漆黒のスーツやワンピース、アンサンブルなどがおすすめです。

スカート丈

喪服は露出を控える必要があるため、準喪服のスカートでも膝が隠れているのが一般的です。

礼装のスカートは、より丈が長いものほど格式が高くなるため、準喪服よりさらに長めのものを選ぶといいでしょう。

ただし、くるぶしまで隠れるほどの長さは、流石に時代にそぐわない可能性があるので注意してください。

襟元

襟の部分はできるだけ開きが少ない方が、上品に見えておすすめです。ジャケットを着用するなら立ち襟のものがいいでしょう。

50代レディースの喪服の選び方についてのまとめ

50代ともなれば、レディース喪服の選び方にもいろいろと気を使わなければなりません。

あまり神経質になる必要はありませんが、周囲に見られているという意識は持っておくのが望ましいでしょう。

遺族や喪主として参列する可能性も十分ありますから、折を見て喪服を新調してみてはいかがでしょうか。

60代レディースの喪服の選び方

最後に、60代のレディースの喪服の選び方について解説していきます。

葬儀に参列する方が、まず迷うことになるのが喪服選びです。

「それらしい格好をしていけば十分」と思うかもしれませんが、年齢が高くなるにつれて求められるものも変わってきます。

特に60代ともなれば、年長者にふさわしい喪服を身につける必要があるでしょう。

それでは最後に、60代のレディース喪服選びのポイントを解説します。

60代の喪服には品格が求められる

60代は、葬儀に参列する機会が非常に多くなる時期です。

ご両親の世代はすでに80代~90代であり、1年に何度も親族の葬儀に参列することも珍しくありません。

また、残念な話ではありますが、配偶者や友人に不幸がある可能性も否定できないでしょう。
加えて、年長者という立場から、さまざまな催しに呼ばれやすくなる時期でもあります。
会社や親族を代表して、遠方の関係者の葬儀に参列しなければならないかもしれません。

そのため、いつ葬儀に呼ばれても問題ないよう、喪服は常備しておく必要があるのです。

もちろん、60代で初めて葬儀に参列する方はあまりいませんから、大抵は着慣れた喪服を持っていることでしょう。
しかし、40代のころからあるような喪服を着用していいのかどうかは判断が分かれます。

60代ともなれば、周囲の見本となれるような品格が求められるからです。

したがって、よりグレードの高い喪服の購入を検討してみるといいでしょう。高品質な素材やシルエットにこだわったものを選び、小物もそれに見合った品で統一するのがおすすめです。

遺族として参列する機会が多そうなら、正喪服の購入も視野に入れていいかもしれません。そのほか、夏用と冬用を使い分けてみるのもいいでしょう。

60代の喪服は動きやすく脱ぎやすいものを

60代のレディース喪服を選ぶ時は、自分の体との相談も大切です。

この年代になると、体力や足腰の衰えを実感し、持病や入院経験のある方も少なくありません。

そのため、品格に配慮しつつも動きやすい喪服を選ぶ必要があるのです。

たとえば、スカートは格式が高くなるほど丈が長くなっていきます。

しかし、長いスカートは動きづらく、トイレに行く際にも少々面倒です。
その場合、ずっとスカート派だったという方でも、パンツルックを選択肢に入れてみるといいでしょう。

ただし、ワンピースに比べると体の線が出やすいため、しっかりと採寸してもらってください。

また、背中にファスナーが付いているタイプのワンピースだと、手を伸ばすのがつらく感じられることがあります。
前開きタイプを選択するなど、簡単に着たり脱いだりできるよう配慮してください。

そのほか、暑さや寒さが苦手になる年代でもあるので、ボレロやジャケットを羽織って簡単に体温調節ができるようにしておくのもいいでしょう。

和服を着用する時は少し注意が必要

和服の喪服を着た女性


60代のレディース喪服と聞いて、真っ先に和服が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

若いころ「自分には和服は似合わない」と思っていた方でも、年齢を経るにつれて品格が身につき、和服が似合うようになるケースはよくあります。

親から喪服を受け継いだので、せっかくの機会だからと着用したくなる方もいるでしょう。
しかし、和服は少々動きづらいという欠点があります。トイレに行った際も、簡単に上げたり下ろしたりはできません。

足腰の衰えを実感している方は、無理に和服を着用するのは避けた方がいいでしょう。

あらかじめ自宅で着用し、問題なく行動できるか試してみることをおすすめします。

60代レディースの喪服の選び方についてのまとめ

60代の方は葬儀や法要への参列経験も豊富で、基本的なマナーについては困ることはないかもしれません。

気にするべき点があるとすれば、60代にふさわしい服装や立ち居振る舞いができているかどうかです。

喪服ひとつ取っても差が現れるので、以前の喪服をそのまま着用してもいいかどうか再確認してみましょう。

喪服の選び方。レディース喪服の年代別選び方についてまとめ

いかがでしたでしょうか。
一言に喪服と言っても、やはり年代に応じた気遣いが必要であるという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。

喪服は普段なかなか着る機会がありませんので、用意しているつもりでも、痛んでいたり虫食っていたりする可能性もあります。

年代別に気を付けるポイントともに、半年に一度くらいはタンスやクローゼットから取り出して、状態の確認や、必要な小物も揃っているかチェックするようにすると良いでしょう。

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