2022.4.10

葬儀での髪型マナー。派手髪はNG?最近の傾向と対策もご紹介。

葬儀の髪型マナー

葬儀に参列する際、ふと自分の髪型はマナーに適っているのか疑問に思ったことはありませんか?

金髪や茶髪、男性であればモヒカン、ドレッド、坊主頭…、女性であればカール、スパイキーショート、ウルフなど、特徴的な髪型をされている方もたくさんいらっしゃいます。

特に最近は「派手髪」と呼ばれるカラフルなカラーリングが流行していることからも、青や赤、黄色や緑といった髪色をされている方も増えているようです。

では、そんな特徴的な髪型や髪色のままで葬儀に参列しても問題はないのでしょうか?
結論を先に言えば、「どちらかと言えば好ましくない」と言うのが世間の本音となるのでしょう。

しかし、髪型や髪色は個性であり、それぞれどんな髪型や髪色で葬儀に出ても自由だと思われる方もいらっしゃると思います。

そこで今回は葬儀での髪型のマナーについてお伝えしていきます。

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葬儀での身だしなみとは

葬儀では喪服を着用して参列します。
喪服を着用するのは弔意を示すことが主目的です。

また、葬儀は厳粛たる儀式を行う場であるため、この雰囲気に適した装いとして喪服があります。

そして喪服は黒色をしています。この黒色は深い黒であればあるほど深い悲しみを表すとされています。

従いまして、葬儀の身だしなみは、清潔感があること、全体として調和がとれていることは当然のこととして、弔意を示す深い黒色を基調とすることが基本です。

葬儀での髪型のマナー。落ち着いたヘアスタイルが適切

お洒落を目的とせず落ち着きのある整った髪型が葬儀の場には適切です。

男性も女性も、ショートでもロングでも、しっとりまとめ整った髪型が理想です。

例えば、男性で普段ショートの無造作ヘアにしているならば、無造作な感じではなくきちっと整えた髪型にします。

女性で普段ユルフワな髪型にしているのであれば、これも少しウェットにするなどして、しっかりまとめて整えます。

冒頭に挙げたようなモヒカンやドレッドなど特徴的な髪型は、葬儀のために髪型を変えることまでは求められない傾向にはありますが、なかには不快感を覚える人がいる可能性があります。

そのため自分が喪主を務める場合や重要な相手先の葬儀に参列する場合など、おとなしい髪型に変えて参列した方が無難な場合もあります。

髪型を変えないで参列するのであれば、出来る限りまとめて整えておくことがマナーです。

長い髪はまとめておきましょう

特に女性で長い髪の方は、後ろで結わえるなどしてまとめておくと良いでしょう。
これはマナーの観点からもまとめておくことが適切であることに加えて、焼香をする際、前かがみになったときに長い髪が香炉にかかってしまう危険を避けるためです。

また葬儀では食事の席が設けられることが多いわけですが、このときに長い髪は邪魔になってしまうことが考えられるからです。

髪飾りはどうしたら良い?

髪飾りは、本当に飾る目的で付けるのであればマナー違反となります。
髪をまとめるためにヘアクリップやバレッタなどの髪飾りを使用することは差し支えありませんが、その際はなるべくシンプルなデザインで黒色のものを選ぶことが適切です。

リボンが付いたものやラインストーンが付いたものは黒であっても避けた方が良いでしょう。

金髪や茶髪などいわゆる派手髪は許される?

昔と比べれば金髪や茶髪も許容される風潮にはなってきてはいますし、実際の葬儀でも金髪や茶髪の参列者も見かけることがあります。
しかし、マナーという面で厳密に言えば葬儀の場に相応しいとは言えません。

特に暗い色合いの茶髪であればまだしも、金髪や明るい色合いの茶髪であれば、自分の立場を考慮して状況に応じ、一時的に黒くできるカラーリング剤を使用するなどして黒色の状態にして参列した方が無難です。

ただし、家族や親族の髪型や色、職業、役職、社会的立場などによっても判断は変わってきますので迷った場合には、家族や葬儀社に相談してみても良いでしょう。

葬儀の髪型マナーについて最近の傾向とは

葬儀前に美容室

ここまで色々と葬儀における髪型のマナーや対策についてお話してきましたが、実際はどうなのでしょうか。

現役の葬祭ディレクターである筆者の感覚だけで恐縮ですが、実際にはいわゆる派手髪や奇抜な髪型の方でも、葬儀はそのまま参列されるケースの方が多いと思います。

理由として一番大きなものは、葬儀は緊急的に発生するものであるということでしょう。
葬儀までに時間があれば美容院に行くなど対処ができるかもしれませんが、葬儀の準備も含めると、なかなかそうした時間を取ることが難しい場合もあるでしょう。

さらに、近年は家族葬が非常に多くなり、派手な色やスタイルの髪型をされていたとしても、「身内だけ」であれば事情をご存じの方ばかりということで、あまりとやかく言われることは多くないようです。

今回のまとめ

今回は葬儀での髪型のマナーについてお伝えしてまいりました。

髪型についても喪服と同じように葬儀の場にふさわしく、しっかり整えて落ち着きのあるスタイルにすることがマナーです。
最近はあまり気にされなくなってきているとは言え、相手に不快感を与えないことはマナーの原則ですので、自分本位ではなく思い遣りを持った身だしなみと、髪型にも充分な注意をしていただきたいと存じます。

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