コラム・お知らせ
2022.4.24
無宗教の手元供養とは。名古屋市昭和区・瑞穂区での方法もご紹介。
手元供養は、遺骨をお墓と手元に分骨する新しい供養方法です。
近年、「お墓を持ちたくない」「大切な人の遺骨を近く(手元)に置いておきたい」という希望をされる方が多く、手元供養という方法が注目されています。
実際には無宗教の人でも仏教の人でも手元供養は可能なのですが、特に無宗教の葬儀をされた方は手元供養を含めてお骨をどのようにすれば良いのかお悩みの方も多いと思います。
この記事では、無宗教形式でお葬式をされた方が手元供養をする場合の方法や、手元供養を含めたその他の供養・埋葬方法なども合わせて解説しています。
名古屋市昭和区や瑞穂区で無宗教形式の葬儀をされた方の事例もご紹介。
名古屋市昭和区・瑞穂区の葬儀ならメモリアルホール川名
目次
無宗教でも手元供養はできる?
そもそもの疑問として、無宗教でも手元供養はできるのでしょうか?
結論からいえば無宗教の手元供養は十分可能であり、むしろ従来のようにお坊さんを呼んで行う仏式葬儀をされた方より、希望者が多いかもしれません。
手元供養とは、従来のようにお墓にお骨を納骨してしまうのではなく、より近い場所で供養したいという希望や、「お墓を持ちたくない」という方に対して生まれた新しい供養の方法です。
お墓を持つことで将来的な継承者の問題が発生するため、お墓を持たないという選択をされる方が非常に増えています。
しかし、単純にお墓を持たないといっても、大切な方の遺骨をすぐにどこかに埋葬したり処分することには抵抗もあるでしょう。
手元供養とは、そうした方々のニーズにマッチした新しい供養の選択肢と言えます。
手元供養の種類とは?
一言に手元供養と言っても、実際には主に2つの方法がありますのでご紹介したいと思います。
まず、一般的な方法としては、遺骨を骨壺のまま自宅に置いておく方法です。
葬儀社が用意してくれた骨壺でも良いですし、最近は自宅リビングのサイドボードの上などに設置できるタイプのものなどもあります。
骨壺も、長期間自宅でお供えしておくためにとてもガラス製やステンレス製などのとても綺麗なデザインや装飾のものもあります。
もう一つの手元供養としては、遺骨を細かく粉砕してペンダント等アクセサリーに入れ、身に着けておけるようにする方法です。
この方法には、前述したように遺骨を入れるタイプもありますが、中には遺骨を特殊な技術でダイヤモンドやルビーに加工して“宝石”として身に着ける方法もあります。
無宗教で手元供養以外の埋葬方法とは?
前項では、無宗教でも手元供養が行えることを知っていただけたと思います。
では、無宗教の場合の埋葬方法として、その他の方法はどんな物があるのかもご紹介したいと思います。
自然葬
自然葬とは主に散骨のことを指し、山・海・宇宙といった大自然に遺骨を撒く行為のことを言います。
サービスによっても異なりますが、宇宙葬を除けばいずれも費用は10〜30万円ほどで行えます。
ただし、一度散骨を行えば二度と手元に戻せない点がネックとなります。
ちなみに、自然葬には散骨の他にも樹木葬という方法もあります。
樹木葬は樹木の根元に遺骨を安置する形のもので、こちらも自然をテーマにしたれっきとした自然葬となります。
また散骨とは違い、遺骨をしっかり納めるタイプもあるため、完全になくなってしまう心配もありません。なお、樹木葬にかかる費用は30~50万円が相場とされます。
ご注意いただきたい点は、同じ樹木葬と言ってもカロートと呼ばれるお骨を収容する容器(石製のものや、塩ビ管を土に埋めただけの物もあり)に納骨するものは、厳密には「自然葬」とは言いにくいものと言えるでしょう。
永代供養墓
永代供養墓とは、お寺側が供養や管理を担ってくれるお墓のことです。
日本では実質的にお寺しかお墓の管理(商売)ができないため、無宗教の方であってもお寺が管理(実際の運営は民間企業に委託している所も多い)しているお墓に納骨することになります。
しかし、今はほとんどの永代供養墓が“宗教を問わず”という形態をとっているため、無宗教の方でも納骨することが可能です。
永代供養墓には個別型・集合型・合祀型などの種類があり、費用もそれぞれで異なるため相場は10〜100万円と大きく開く形となります。
なお最も費用が高いのはやはり個別型であり、集合型や合祀型は他の人と合同の供養となるため安くなります。
手元供養のメリットデメリット
手元供養のメリットデメリットはどんなものがあるのでしょうか?
それぞれご紹介したいと思います。
手元供養のメリットとは
手元供養のメリットとは、なんといっても大切な人の遺骨が近くにあることでしょう。
いつでも近くにいることで、安心感を持つことができたり、いつでもお参りができるという点がメリットと言えると思います。
手元供養のデメリットとは
手元供養のデメリットは、「いつかはどうにかしなければならない」という点でしょう。
手元供養を希望され、そのお骨の面倒をみられる人がいるうちは問題ありませんが、面倒を見る人自身がいなくなってしまう場合、残された遺骨の処分に困ることになります。
永代供養のように、一度預けてしまえばその後誰も面倒を見る人がいなくとも問題はありません。
契約期限が過ぎれば合祀され、他の人のお骨と一緒に管理しているお寺が供養を続けてくれます。
無宗教なので供養という表現に違和感があれば、「処分してくれる」と言い換えても良いでしょう。
しかし、手元供養の場合はそうはいきませんので、将来的に子供や孫などが残された遺骨をどうにかする必要があるのです。
名古屋市昭和区・瑞穂区で手元供養をするには
名古屋市の昭和区や瑞穂区の方で手元供養を希望される場合は、どのようにすれば良いのでしょうか?
名古屋市を含む中部地方は、基本的に「部分収骨」と言って火葬場でお骨を全部は拾いません。
通常使用するお骨壺は4寸~5寸のサイズのもので、火葬後の遺骨をそれに「入るだけ」入れます。
余談になりますが、関東地方を中心とした北日本は「全骨」と呼ばれる収骨方法で、大きな骨壺に遺骨を残さないように全部拾わなければいけない決まりになっています。
ちなみに、部分収骨の場合、残った遺骨は火葬場で処理していただけるようになっています。
そのため、最初から手元供養をされることが決まっている場合は、手元供養に必要な量の遺骨だけを拾えば良いのです。
手元供養の場合、遺骨の量はほんの少量で良いため、名古屋市昭和区や瑞穂区の方で手元供養を希望される場合は、葬儀社に「分骨だけでいいです」と伝えると良いでしょう。
その後、どのような形で手元供養をするのかについては色々な方法がありますので、葬儀社のスタッフに相談すると良いでしょう。
無宗教における手元供養についてまとめ
無宗教の方が手元供養を希望された場合について色々と解説をしてきました。
まず、手元供養は無宗教の方に相性の良い供養方法であるということ。
一方で手元供養には「いつかはどうにかしなければいけない」というデメリットもあるということ。
そしてそのまま自宅に置く方法や、アクセサリーにして身に着ける方法があるということがお分かりいただけたと思います。
また、名古屋市の昭和区や瑞穂区の方は、もともと部分収骨のエリアであることから、手元供養に必要な量だけを収骨するという選択がとれるため、余分なお骨の処理について心配する必要がないということもご理解いただけと思います。