コラム・お知らせ
2021.8.20
名古屋で葬儀の相場はいくらくらい?具体的な金額もご紹介。
名古屋の葬儀の相場はいくらくらいなのでしょうか?
冠婚葬祭が派手な地域と言われる名古屋ですが、葬儀もやはり派手に行うのでしょうか。
ご想像の通り、名古屋は全国的にみても比較的葬儀費用の相場が高いことで知られています。
さて、あなたは葬儀にお金をかけたいと思いますか?
たぶん、ほとんどの方が「葬儀にお金はかけなくて良い」と思っていらっしゃると思います。
この記事では、名古屋の葬儀相場どれくらいの費用なのか、安く済ます方法はないのか?などについて詳しく解説しています。
葬儀が終わってから、「知っておけば良かった」と後悔することにならないよう、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
名古屋の葬儀の相場は?平均的な金額をご紹介
名古屋の葬儀費用の相場はいくらくらいのでしょうか?
名古屋市だけを切り取ったデータはありませんが、2018年度の経済産業省「特定サービス産業実態調査」という資料から読み解くと、愛知県の葬儀費用の平均は124万円となっています。
ただしこの金額は、お坊さんなど宗教者への御礼、つまり「お布施」を含んでいません。
では、お布施の平均額はどれくらいなのでしょうか?
2017年1月 一般財団法人日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査」報告書によると、愛知県を含む中部エリアのお布施の平均額は65.9万円※となっています。
葬儀費用とは、一般的に葬儀社に支払う費用と、お布施の総額が必要になってきます。
つまり、名古屋の葬儀の相場は約190万円という事になるのです。
※.2017年1月 一般財団法人日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査」報告書 参照
中部エリア(愛知・岐阜・静岡・長野・山梨)
名古屋の葬儀相場はなぜこんなに高いのか?
名古屋は、昔から冠婚葬祭は派手な地域と言われます。
特に食事などは
「足らないような事があったら失礼だ。余るくらいでちょうどいい」
なんて考えも根強く、返礼品などもあまり安すぎる物は避ける方も多いようです。
そんな地域柄、結婚式ももちろんですが、葬儀も同様に派手になっていったためと思われます。
また、名古屋は横の繋がりが非常に強い地域性がありますので、葬儀となると大勢の参列者が来ることが多かったという点も、葬儀費用が高額になる一因ではないかと思います。
葬儀費用の主要な4つ内訳を詳しく解説
名古屋の葬儀の相場が高いことはお分かりいただけたと思いますが、何にどれくらいかかるのか?を知ることで、納得できる部分とそうでない部分と出てくると思います。
葬儀費用の説明をするために、葬儀費用とはどんな内容で構成されているのかをご紹介したいと思います。
葬儀費用とは、主に次の4つの項目で構成されています。
- 1.葬儀プラン費用(セットプラン)
- 2.付帯費用
- 3.必須付帯費用
- 4.宗教者への御礼(お布施)
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
1.葬儀プラン費用とは
まず、葬儀プラン費用についてご説明いたします。
葬儀プラン費用とは、セットプランとか、祭壇セットなどと言われることも多い項目ですが、ざっくり言えば、
葬儀に必要な基本的な物品がセットになったもの
とご理解いただければよいと思います。
簡単に項目を挙げますと、遺体搬送、棺、棺用担架布団、ドライアイス、祭壇、花飾り、司会者、セレモニースタッフ、仏具などになります。
この葬儀プラン料金というのが、実は非常に曲者なのです。
なぜなら、このプランに含めるセット品目は、各葬儀社が自由に設定しており、基準もルールもないのです。
つまり、A社ではセットに棺が含まれているけど、B社には含まれていない、ということがあり得るのです。
2.付帯費用とは
付帯費用とは、葬儀プランなどのセットプランに含まれていない、いわばオプションのようなものになります。
代表的な付帯費用とは、通夜や葬儀に参列していただいた皆様にお渡しする、「通夜返礼品」や「会葬御礼」、お香典を頂いた方にお返しする「香典返し」などの返礼品があります。
また、通夜や葬儀の時に召し上がっていただくお食事なども、この付帯費用になります。
他にも、マイクロバスやハイヤーといった車関係、貸布団や貸衣装のレンタル代、湯灌や棺、霊柩車のグレードアップなど、非常に多岐にわたるオプションがあります。
付帯費用は、基本的に故人や遺族のための物というより、親戚や参列者のための項目が多く、あまり削減できない性質のものが多い傾向です。
3.必須付帯費用とは
必須付帯費用とは、いったいどんな物なのでしょうか?
これは、「葬儀プランには含まれていないけど、必ず必要なもの」になります。
例えば、葬儀場の使用料や、サービス料といったものです。
葬儀社によっては、葬儀プランに「棺」が含まれていないこともありますので、そのような葬儀社では、「棺」も必須附帯費用となりますよね。
先ほども述べましたが、葬儀のプランに何を含めるかは、各葬儀社の自由ですし、業界的なルールもありません。
そのため、チラシやインターネットでは非常に安くプラン料金を掲示している葬儀社でも、葬儀場の使用料やサービス料が別途必要で、最終的に想定外の費用になってしまったという話は、よく聞く話です。
もしあなたが葬儀社を検討している途中であれば、必ず「本当の総額」を理解して見積りをもらうようにしましょう。
決してプラン価格とカタログの写真だけ見て、「これでこの金額ならお値打ちかな?」と思わないようにしてください。
葬儀社によっては、葬儀場の使用料だけで15万円くらいになる所もあります。
また、サービス料も数万円から高い所では7万円くらいの請求になる葬儀社もあります。
どちらも誤差とは言えない金額だと思いますので、この必須付帯費用には十分注意する必要があると言えるでしょう。
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4.宗教者への御礼・お布施とは
次に解説するのは、宗教者への御礼になります。
宗教者への御礼は、お坊さん、つまり仏教形式の場合は「お布施」と表現します。
布施とは本来は修行の一種であり、葬儀の読経をしていたただいた事に対する対価ではありません。
しかし、現実には葬儀料や戒名料という意味で支払うものになっていますし、お坊さんもそのように請求してきます。
ではこのお布施、いったいいくらくらいが相場なのでしょうか?
前述したとおり、愛知県を含むこの地域のお布施の平均額は69.5万円となっていますが、これは全ての宗派、全ての規模の平均額になります。
実際には、宗派やお坊さんの人数、そして戒名によっても金額が変わってきます。
私達葬祭ディレクターの感覚で恐縮ですが、ざっとのイメージでお布施の金額をお伝えします。
本願寺系 20万円~30万円
禅宗系 40万円~80万円
その他宗派 30万円~60万円
神道・キリスト 20万円~40万円
あくまでイメージですし、ご覧の通りかなり幅がありますで、あまり参考にならないかもしれません。
それだけ、お布施は「気持ちのもの」という意味でもあるのです。
とはいえ、お布施の金額はお寺毎に決められていることが多いので、ご自身のお付き合いのあるお寺があれば、直接確認してみるのが一番間違いないでしょう。
ちなみに、上記に加え、戒名や法名のグレードによっては追加の費用が必要となります。
高いものでは、戒名の位だけで100万円というものもあります。
名古屋で葬儀を相場より抑えて行う4つの法
名古屋で葬儀を相場より抑えて行う方法はあるのでしょうか?
これは、いくつかの方法がありますので解説したいと思います。
名古屋で葬儀を相場以下で行う方法は、主に次の4つの方法が考えられます。
- ①家族葬など小規模なお葬式を行う
- ②無宗教形式のお葬式で行う
- ③1日葬や式中初七日など、時間を短縮して行う
- ④安い葬儀プランを選択する
それぞれ掘り下げて解説していきます。
①家族葬など小規模なお葬式を行う
近年、高齢化や核家族化の影響から、葬儀を家族や近親者のみで行う「家族葬」が非常に増えています。
また、この傾向は新型コロナウイルスの感染拡大にともなって加速し、今ではほとんどの葬儀が「家族葬」で行われていると言っても過言ではありません。
とはいえ、地域性や亡くなられた人や遺族のお付き合いの多寡によっては、なかなか家族葬で葬儀を済ます事が難しい場合もあると思います。
しかし、葬儀費用を抑える方法として前提条件とも言えるのが、葬儀を家族葬などの小規模なカタチで執り行うことなのです。
参列者が少なくなれば、返礼品や食事などの付帯費用が抑えられます。
また、関わる人が多くなれば、祭壇や式場の飾りについてもある程度のボリュームが求められるでしょう。
参列者が多ければ広い会場を使用しなければいけなくなりますし、対応するスタッフの人数も複数名必要となってきます。
このように、参列者が多いことで返礼品など分かりやすい数量の増加だけでなく、その他の付随する費用も増えてしまうのです。
つまり、葬儀費用を相場より抑えて行う一番効果がある方法が、小規模な葬儀を行うということなのです。
②無宗教形式のお葬式で行う
名古屋を含むこの地域のお布施の平均金額は、65.9万円となっています。
もちろん、宗派や戒名の種類などによって金額は異なりますし、宗教が違えば宗教者への御礼の金額も異なります。
とはいえ、宗教形式の葬儀では、決して安いとは言えない金額が必要なことには違いありません。
そこで、もしあなたがどの宗教も信仰していないのであれば、無宗教形式のお葬式をおススメします。
無宗教形式の葬儀は、自由葬とか、お別れ会形式などと呼ばれる葬儀の形式です。
この形式の葬儀の場合、宗教者を呼ぶことはありませんので、お布施など宗教者への費用は一切かかりません。
また、仏式で行えば49日や1周忌など後々の法要でも費用が必要になりますが、無宗教の方であればその費用も必要なく、残された遺族への負担も大きく軽減できるでしょう。
ただし、繰り返しになりますが、あなたが何か宗教を信仰しているのであれば、この方法は選択しない方が良いと思います。
③1日葬や式中初七日など、時間を短縮して行う
葬儀規模を縮小する方法と似ていますが、この方法は「葬儀にかかる時間を短縮する」という方法です。
一般的に多い仏式葬儀の場合、今までは通夜、葬儀と二日間の儀式を行ってきました。
それに対し、近年増えてきている1日葬とは、通夜を省いて葬儀の日だけしか儀式を行わないという方法です。
コロナ禍において、なるべく皆さんが集まる時間を減らすという意味でも、最近急増している葬儀の形式になります。
また、同様の考え方で、旧来は火葬が終わってから式場に戻ってきて執り行っていた「初七日法要」を、葬儀の時間の最後に入れ込む【式中初七日】というやり方も非常に増えています。
このような短縮した儀式を行うことで、葬儀会場の使用時間を減らし、料金を削減する方法もあるのです。
ただし、この方法で実際に費用を削減できるかどうかは、葬儀社によってプランや使用料の定義が異なってきますので、削減にならない場合もありますので注意が必要です。
④安い葬儀プランを選択する
最後にご紹介する方法は、低価格な葬儀プランを選択するという方法になります。
多くの葬儀社では、複数の葬儀プランを用意しています。
そしてプラン毎の違いは何かと言いますと、ほとんどの場合次の内容でプラン金額が異なっています。
・祭壇と祭壇の花飾り
・棺のグレード
・湯灌などの付帯サービスの充実度
・霊柩車のグレード
・その他
葬儀社によってプランの組み方は様々ですので一概には言えませんが、上記のような内容のグレードダウンが許容できるのであれば、お値打ちな葬儀プランを選択することで、葬儀費用を相場より安くする事ができるでしょう。
ただし、安い葬儀プランを選択するということは、内容もそれなりになってしまいますので、あなたの望むような式が出来ない可能性もあります。
そして、もっといけないのは、葬儀が終わった後で後悔の念が残ることです。
「もう少しお花があった方が良かったかな…」
「やっぱりお湯灌はしてあげたかったな…」
「親戚にケチったって思われなかったかな…」
このような後悔を抱いてしまうことは、気持ちの切り替えができずに、遺族が悲しみから立ち直っていく妨げになってしまいます。
名古屋で葬儀の相場はいくらくらい?のまとめ
いかがでしたでしょうか。
名古屋の葬儀の相場は、葬儀社に支払う葬儀代と宗教者への御礼を合わせると、190万円という高額な金額であるということがお分かりいただけたと思います。
しかし、家族葬など小規模な葬儀を選択することで、高額と言われる名古屋の葬儀の相場より安く済ますことも十分可能です。
とは言え、間違った選択をしてしまうと、後々後悔が残り続けることにもなります。
ぜひ、事前相談などでしっかりとお話をお聞かせいただき、あなたにとって最良のご提案をさせていただければと思います。
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